ファッションショーの裏側をのぞいてみた

ファッションショーの裏側をのぞいてみた

※2022年12月23日に更新しました

ファッションショーと言えば、ステージの上を、綺麗に着飾ったモデル達が歩いている光景を思い浮かべます。モデル達の堂々とした歩き方もあいまって、おしゃれな服を着こなした姿は格好よく、憧れる方も多いことでしょう。

そんな華やかなイメージがあるファッションショーですが、その裏側では、モデルをはじめ様々な関係者が、とても忙しく動いていることをご存じでしょうか。裏側をのぞいてみたのでレポートしてみます。

ファッションショーの裏側レポ

【モデルは試着室を使わない?】

モデルは、通常1回のショーで、1人平均2、3着ほどの服を着ます。そのため、モデル達はショーが行われている間に、ステージの裏で着替えをするのですが、その時、試着室などは使いません。モデルは基本的に、他のモデルや関係者の前で着替えます。これは、出演と出演の間に、着替えの他、ヘアメイクも済まさなければならず、試着室を使って順番待ちをしていては、とても出番に間に合わないほど忙しいからです。もちろん、本番前の着替えにも、試着室は使われません。

【シューズは入念にチェック】

ファッションショーは、観客に“衣服”を見せるために開催されます。いくらモデルのヘアスタイルやメイクが完璧でも、衣服が魅力的に見えなければ、ファッションショーの意味がありません。ですから、ファッションショーでは、「モデルがどのように衣服やシューズ、小物を身に着けるか」を、最後まで細かくチェックしています。これは、スタイリストの仕事です。
特に念入りに確認されるのが、シューズのサイズや歩き心地です。モデルはステージの上で、美しいウォーキングを披露しなければならないので、シューズはとても重要なアイテムなのです。本番前のリハーサルは、基本的に私服で行われますが、シューズだけは本番と同じものを使います。

【ヘアメイクアーティストは気が抜けない】

モデルは、会場に入ってすぐに、ヘアメイクを始めます。モデルの会場入りからショーの本番までは、2時間程度と言われています。ヘアメイクを終えたモデルは、本番開始まで、ただ座っているわけではなく、着替えやリハーサルをしなければなりません。当然、綺麗に整えたヘアメイクも、乱れてしまう可能性があります。
ヘアメイクアーティストは、本番直前まで、モデルのヘアメイクが乱れていないか、気にかけなければなりません。そして、少しでも乱れていたら、本番直前でも直します。これは、最後のモデルをステージの上に送り出すまで続きます。

多くの人によって構成されているファッションショー


普段、注目を浴びているモデルはもちろん、表には表れないスタイリストやヘアメイクアーティストも、裏ではモデルと同様、最高のファッションショーにするために力を尽くしています。見えないところで尽力している人がいるからこそ、ファッションショーは成功するのです。ファッションショーに興味がある方は、モデルについてはもちろんのこと、ヘアメイクアーティストやスタイリストなどの、モデルを着飾る仕事についても調べてみるといいですよ。

他にも、デザイナーもファッションショーに関われる仕事の一つです。なんといったって、デザイナーはファッションショーのメインたる服を作成します。また、服を作るだけでなく、アパレル企業によってはデザイナーがファッションショーの企画や演出等を考えることも多く、メインとして活躍することも多いです。そのため、ファッションショーに関わる職業としては、最も深く関われるといっても過言ではないかもしれません。

デザイナーを目指したい方


ファッションショーは、服のお披露目をするために開催されます。主役はあくまでも服ですから、ファッションショーに携わりたいという方は、モデルやモデルを着飾る仕事だけではなく、デザイナーを目指しても良いでしょう。服飾のプロを育てる専門学校「モード学園」なら、同じデザイナーでもブランドデザイナーやアパレルデザイナー、メンズデザイナー、キッズデザイナーなど、職種に特化した教育を受けられます。他の学科では、服飾関係の調整をするスタイリストや、ヘアメイクの支度に関係する内容を学ぶこともできます。

モード学園は、就職希望者の100%が就職している実績を持っていて、スタイリストやヘアメイクアーティストも、多数輩出しています。プロの直接指導を受けられる機会と充実した設備、徹底した就職支援によって、ただ学ぶだけではない、きちんと将来に繋げることができる専門学校です。まずは体験入学やオープンキャンパスに、行ってみてはいかがでしょうか。

オープンキャンパスではこんなところを見てこよう

専門学校のオープンキャンパスに行ったら、ホームページや資料などでは見ることのできなかった点を見るように心がけましょう。例えば、通っている生徒の雰囲気や授業の様子、学校周辺の環境、教室の様子など、現地に行かないと見ることのできないものを見てくるように意識することが大切ですよ。

通っている生徒の雰囲気を見ることで、自分がその学校の雰囲気に馴染めるかどうかを見られます。専門学校は、少なくとも2年間通いますから、自分が溶け込める雰囲気かどうかは重要ですよね。授業の様子も同様です。しっかり生徒が理解しながら進めているか、先生の指導はどのような感じなのか、自分と合っているかを見てみてください。また、学校周辺の雰囲気も重要ですよね。治安や買い物に困らないかどうかも気になるところ。そういった、現地で得られる情報を意識して見てくると、学校選びの際に役立ちます。

自分の将来に繋がることですから、自分の目で確かめて、納得のいく学校を選びたいですね。

ファッションショーの準備時間のひとコマ